車へ塗装する際に知っておきたいこと

クルマのボディは光り輝く美しい塗料で塗装されています。最近のクルマは10年経過してもサビが発生することがないほど耐久性もあり、種類も豊富です。そのためクルマを購入するときはボディカラーを何色にするか悩んでしまう人も多いことでしょう。このボディカラーは基本的に3層構造になっています。鉄板のボディの上にはプライマーサーフェイサーが塗布されており、その上でボディカラーが塗布され、最後にクリアーが塗布されています。この3層構造の強力な被膜がボディをいつまでも美しく守っているわけです。ただ紫外線や酸性雨、鉄粉、キズなどによる経年劣化によって徐々に輝きは失われていきます。しかし、経年劣化を進んだクルマでも新車のような輝きを取り戻す方法があります。

ボディの輝きを取り戻す裏ワザとは

経年劣化によって輝きを失ってしまったボディというのは、塗装がダメになってしまったわけではありません。3層構造の一番上の部分にあるクリア層の表面に小さな傷ができたり、酸性雨による雨ジミや鳥のフンなどによって光が反射しなくなってしまっているだけです。だから、もう一度クリア層を磨いて平らな状態にしてあげれば、新車のような輝きを取り戻すことができます。そこで必要となるのがコンパウンド剤です。コンパウンドとは細かい粒子が含まれており、スポンジに着けてボディを磨くことで荒れたクリア層の表面を削ることができます。当然クリア層に新たな磨き傷が発生しますが、徐々に粒子を細かいものに変えることでそのキズを肉眼では見えないレベルまでもっていきます。その結果鏡のような美しい輝きが蘇ります。

コンパウンドの後はコーティング

コンパウンド剤での磨きは非常に根気のいる作業です。プロはポリッシャーという機械を使って磨いていきます。ポリッシャーを使えば均一の力で磨くことができるので、手磨きよりもきれいになります。ボディのクリア層を削るというのはそれだけ塗装表面が薄くなることを意味しているので無暗に何度も行うことが避けた方が良いですが、一度も行ったことがなければ試してみる価値はあります。次に表面が均一になり輝きを取り戻した後は、ワックスやコーティング剤を塗布することでさらに輝きを与えるとともに、雨や紫外線、汚れなどからボディを守ります。以前は固形ワックスが主流でしたが、最近は洗車後の濡れたボディにスプレーしてふき取るだけのお手軽なガラス系コーティングが流行っています。プロに頼むと数万円する作業ですがDIYだと数千円です。