車の塗装をする時の注意点は

運転をしていて、縁石や電信柱、ガレージの支柱、自宅の壁や塀などにうっかりと擦ってしまったという経験は誰にでもあります。現在は、車両保険の補償内容が充実しており、保険金にてこれらの修理をするケースが多いでしょう。保険利用をして修理に出した場合、修理工場は保険会社に請求をします。修理完了後に支払われた保険金を確認すると、10万円以上の修理代金であることが多く、ホッとする人も多いのでしょう。保険を利用した修理は翌年度の保険料がアップし割引率が下がるため、数年かけて保険額よりも負担額の方が高くなることがあります。そこで、軽度な擦りキズであれば、セルフ修理をすることが費用を掛けずに済むでしょう。ここから、セルフ修理の方法を説明します。

擦り傷修理で塗装完了までの流れ

擦り傷が出来た場合にセルフ修理をするための準備から始めます。パテと耐水ペーパー、ヘラ、塗料(下塗り用・上塗り用カラー)、コンパウンド、マスキングテープを買い揃え、新聞紙とバケツ、洗車用のスポンジと拭き取り用のタオルを準備しましょう。まずはキズ部分を洗車し、水分を拭き取って、キズにパテを埋め込みます。パテが乾燥したら、耐水ペーパーでヤスリ掛けしてボディのラインを出します。補修が終わったら塗装に入ります。周辺に塗料が飛び散らないように新聞紙をマスキングテープで塗らない部分に被せて固定します。型式表示プレートに記載されたカラーナンバーと同じカラースプレーを使います。サーフェィサーという下塗り塗料を先に塗り、その後ボディカラーの上塗りを繰り返します。乾燥した後、コンパウンドで磨き上げて完了です。

塗装作業で気を付けるポイントとは

ボディの補修が終了して、カラースプレイを塗り重ねる際に気を付けるべき点があります。まずは、補修の状態を確認しましょう。見た目にフラットに見えても段差があると塗料は液ダレをしてしまいます。液ダレを防ぐために補修面の確認をしましょう。指先でキズ全体を軽く撫でると、段差が分かります。まずは下塗りとしてサーフェィサーを塗ります。この時点で段差があればサーフェイサーが液ダレします。液ダレした場合、乾燥するのを待ち、耐水ペーパーでフラットになるまで水を付けながらヤスリ掛けします。下地を十分に整えてからボディカラーをスプレーしますが、スプレーする際に気を付けていただきたいのが、スプレー方法です。20㎝程度ボディからスプレー缶を離して、左右に大きく手を振るようにスプレーボタンを押します。右から左に振りぬけてスプレーボタンを離し、さらに左から右にスプレーボタンを押して、振りぬけるとスプレーボタンを離すといったリズムで塗料を塗ります。スプレーボタンを押し続けたままでは液ダレの原因となるので注意しましょう。